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コラム

ピアノの道
vol.51 一日一善の幸せ

2021-02-19

ある日突然、道行く人がニコニコと5ドル札をくれたとします(ラッキー!)。…何に使いましょうか?
 
この5ドルで自分の幸福感を倍増するには、自分ではなく他の人のために使う方が効果がある、というのが2014年の有名な研究で明らかになっています。自分の為にチョコを買うより、他の人にチョコをプレゼントした方が自分の幸福感は大きいという実験結果です。すごいのはこれがその人やその人の国の経済状態に関係なく、万国共通で同じ結果が出たということです。
 
親切な行為は主体性と達成感の実感があります。自尊心や社会性の向上が気持ち良いですよね。音楽と同じように「愛情ホルモン」という俗称のあるオキシトシンや、幸福感を向上させ苦痛やストレスを緩和させる効果のあるセラトニンやドーパミンやエンドルフィンの分泌も活発化することが分かっています。一万三千人の50代以上を対象にした実験では一週間に2時間以上のボランティア活動をする人の方が、しない人より健康に長生きするという結果が出ています。
 
 「Kindness Effect」と言う英語のフレーズはまだ日本語にはなっていないようですが、日本語でも「一日一善」と言いますよね。生活の知恵ですね。
 
「人を幸せにするお仕事が出来てラッキーだね。」と子供の頃言われて始めは意味が分かりませんでした。でもある時「親が亡くなった。長年の介護中、辛い時は庭に出てマキちゃんの練習を聴いて泣いた。どうもありがとう」とご近所の方に言われたことがあります。その頃からピアノの鍵盤に触れる時、ピアノから出る音波が聞いてくださる皆さんの肌をやさしく震わせるのをイメージしながら鍵盤に触れるようにしています。そして喜んで頂ける度に、私は感謝と愛情ホルモンでいっぱいになります。

 この記事の英訳はこちらでお読みいただけます。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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平田真希子 D.M.A. (Doctor of Musical Arts)

日本生まれ。香港育ち。ピアノで遊び始めたのは2歳半。日本語と広東語と英語のちゃんぽんでしゃべり始めた娘を「音楽は世界の共通語」と母が励まし、3歳でレッスン開始。13歳で渡米しジュリアード音楽院プレカレッジに入学。18歳で国際的な演奏活動を展開。世界の架け橋としての音楽人生が目標。2017年以降米日財団のリーダーシッププログラムのフェロー。脳神経科学者との共同研究で音楽の治癒効果をデータ化。音楽による気候運動を提唱。Stanford大学の国際・異文化教育(SPICE)講師。

詳しくはHPにて:Musicalmakiko.com




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