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コラム

ピアノの道
vol.68 ピアノバン大冒険

2021-11-05

 バン(小型トラック)にアップライト・ピアノを備え付け、それでピアニストと交流する機会がない地域に出向いたら何ができるだろう?...数年来、そう考えてきました。インターネットへのアクセスが無い情報源が乏しいコミュニティ。病気や加齢で演奏会場まで出向くのが難しい人たち。言葉のハンディや貧困などの生活苦で文化を積極的に楽しむことに億劫になっている人達。そういう人たちにピアノを持って出向いて演奏させて頂けたら、私の持つ音楽の技術と知識の活用方をもっと具体的に考える糸口を見つけられるのではないか。

 ピアノバンはエコでもあります。演奏会場まで聴衆が出向くよりも、奏者がコミュニティに出向いた方が圧倒的にCO2排出量が少ないのです。更に、温暖化の影響で自然災害の頻度も被害も大きくなることが予想される中、ピアノバンで被害地に出向ければ被害者の苦難を軽減できます。音楽は痛みの感知を軽減させます。例えばICUで呼吸器を付けられた患者さんに音楽を聴かせてあげると鎮痛剤の必要が平均36%減るという研究結果が在ります。更にストレスホルモンも血圧も下がり、呼吸や心拍数も安定し、不安や焦燥感も和らぎます。音楽は救急医療の代行は勿論できません。でも医療スタッフが患者さん一人ずつしか診てあげられないのに対し、音楽はいっぺんに沢山の人の苦しみを和らげることができます。

 そしたらある日、実際にピアノバンを所有している人に出会ったのです。国立公園の大自然の中でピアノを弾きたいと思った愛好家。私の夢を語ったら「Good idea!!いつでも貸してあげる。実験してみたら良いよ。」と気軽に申し出て下さいました。

 ピアノバンの持ち主がサンフランシスコ在住なので、その近所で最初の実験を行います。11月15日(月)から19日(金)までの5日間。勢いにのって急に決まった話しなので、未定な部分が多いです。(えいや!)と流しで弾くのもよし!体当たりです。


※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。
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平田真希子 D.M.A. (Doctor of Musical Arts)

日本生まれ。香港育ち。ピアノで遊び始めたのは2歳半。日本語と広東語と英語のちゃんぽんでしゃべり始めた娘を「音楽は世界の共通語」と母が励まし、3歳でレッスン開始。13歳で渡米しジュリアード音楽院プレカレッジに入学。18歳で国際的な演奏活動を展開。世界の架け橋としての音楽人生が目標。2017年以降米日財団のリーダーシッププログラムのフェロー。脳神経科学者との共同研究で音楽の治癒効果をデータ化。音楽による気候運動を提唱。Stanford大学の国際・異文化教育(SPICE)講師。

詳しくはHPにて:Musicalmakiko.com




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