JERCの教育相談Q&A
vol.39 夏休みにステップアップを!! ~ 体験から学ぶもの ~
2023-06-23
現地校に通っている子ども達は、いよいよ長い夏休みが始まりました。その期間をどのように過ごすかが、新学年へのステップアップに繋がります。
前学年で履修した科目の復讐も大切ですが、夏休みにしかできない様々な体験を通して学ぶことも、可能性が広がっている子ども達には必要なのです。机上の学習だけでなく、サマーキャンプやサマープログラム等に参加することで、多くの体験を積み次の学年へのステップアップに繋げましょう。
1)学習する習慣を継続しましょう!
夏休みは家庭生活が中心となりますので、不規則な生活になりがちです。できるだけ一日の計画を立てて習慣づけましょう。日本語での学習は、普段なかなか時間が取れないでしょうから、夏休中にしっかり復習をしておくとよいですね。また作文、感想文、日記などを書くことで日本語での文章力や思考力が身につきます。
また、夏休みは家庭内で過ごすことが多くなり、英語環境から遠ざかります。サマースクールなどに参加し「英語力」をつけるための勉強も強化してください。文法、リーディング、ボキャブラリーの学習が大切です。
2)様々な体験をしましょう!
子どもは様々な体験をすることで、五感(視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚)も研ぎ澄まされ、学習へも良い影響を与えます。サマープログラムにはサイエンス系、アドベンチャー系、アート系そして体育系など様々なプログラムが用意されていますので、興味があるものに参加してみましょう。
米国航空宇宙局(NASA)では、毎年フロリダ州にあるケネディー スペース センターにて、無重力の体験などができるサマーキャンプ(2年生~9年生)を開催しています。
その他、ロボットを制作するプログラムを行っているところもあります。サイエンス系のプログラムで経験することができます。
日本でも「キッザニア」という楽しみながら社会のしくみを学ぶことができる「こどもが主役の街」があ ります。体験できる仕事やサービスは、約100種類!本格的な設備や道具を使って、こども達が大人のよ うにいろいろな仕事やサービスを体験することができます。米国ではテキサス州のヒューストンにありま すので、詳細はサイトにてお調べください。
日頃、体験できないことを長い夏休みに挑戦しましょう!!一段と成長した姿で新しい学年を迎えられることでしょう。
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。