JERCの教育相談Q&A
vol.57 論理的な発想を鍛える教育 ― Critical Thinking ② ―
2025-04-25
ものの考え方を学ぶCritical Thinking について、先月のコラムで執筆しましたが、今回は教育内容について、具体的に15項目挙げましたので参考になさってください。
日本でも、幼児教育から実施されている内容も含まれており、論理的にものが考えられるということが、小学校から始まる義務教育の中でたいへん重要な要素になっています。
親と子どもの日常の会話や意見交換する際に、以下の15項目を取り入れながら進めていくと、家庭でも自然に理論的思考が培われていくでしょう。
① 仲間あつめ、仲間はずれ
② Real and Make Believe(本物なか見せかけなのか)
③ Fact and Opinion(真実なのか意見なのか)
④ Definition and Example(定義なのか例なのか)
⑤ Outlining and Summarizing(大要なのか要約なのか)
⑥ Comparing and Contracting(比較なのか対象なのか)
⑦ Steps in a Process(4枚の絵を話の筋に沿って並べる)
⑧ Comparing Word Meanings(反対語)
⑨ Identifying Main Ideas(メインアイデアを見極める)
⑩ Identifying Relationship(関係あるものを結ぶ)
⑪ Ordering Object(系列)
⑫ Estimating(評価、判断)
⑬ Thinking About What Will Happen(2枚の絵を見て、次にどうなるかを考える)
⑭ Inferring(推察する)
⑮ Changes in Word Meanings(同義語)
※コラムの内容はコラムニストの個人の意見・主張です。

